天皇杯ファイナル:アルバルク東京が14大会ぶり3度目の栄冠。共同通信社MVP賞はライアン・ロシターが初受賞
2026年1月12日
「第101回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンドは1月12日、最終日を迎えました。約1万人の満員となった代々木競技場 第一体育館でのアルバルク東京 vs シーホース三河の古豪対決によるファイナル。結果はアルバルク東京が72-64で勝利し、2012年1月に行われた第87回以来となる14大会ぶり3度目の栄冠に輝きました。
決勝で10点・21リバウンドと奮闘したアルバルク東京のライアン・ロシターが共同通信社MVP賞を初受賞。「9名しかいない中で戦ったのでチーム全員がMVPです」とロシター選手は仲間たちを称えます。敗れたシーホース三河も8年ぶりに決勝の舞台に返り咲いた成功体験を自信にし、「この勢いに乗って次なる頂点を目指す」とライアン・リッチマン ヘッドコーチと須田 侑太郎キャプテンは声を揃えました。
最終結果とともに、優勝したアルバルク東京メンバーの喜びの声を紹介します。
■天皇杯 決勝
アルバルク東京 72-64 シーホース三河
■大会結果
優 勝:アルバルク東京(14大会ぶり3回目)
準優勝:シーホース三河
第3位:三遠ネオフェニックス、宇都宮ブレックス
■共同通信社MVP賞
#22 ライアン・ロシター(アルバルク東京)※初
■大会ベスト5
#11 セバスチャン・サイズ(アルバルク東京)※6大会ぶり2回目
#17 マーカス・フォスター(アルバルク東京)※初
#22 ライアン・ロシター(アルバルク東京)※5大会ぶり4回目
#19 西田 優大(シーホース三河)※初
#54 ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)※初

■アルバルク東京 優勝コメント
デイニアス・アドマイティス ヘッドコーチ
「率直に素晴らしい気持ちです。選手たちのおかげで、天皇杯に掲げた目標にしっかりとたどり着くことができ、非常にうれしく思います。今シーズンを通してケガ人が出て、いろんな問題がある中でもこのトーナメントのトロフィーを勝ち獲ることができたのは、選手たちがハートを持ってすべてを出し切ってくれた証です。今日の試合は足を痙った選手もいましたが、それはすべてをコート上に出し切ったからであり、この結果につながったと思います。選手たち全員を誇りに思っています」
#10 ザック・バランスキ- キャプテン
「バスケは何が起こるかわからないおもしろいスポーツだと、あらためて思いました。限られたメンバーで接戦をものにして勝ち進み、自分自身12シーズン目にしてようやく天皇杯で優勝できたことが本当に良かったです。このメンバーで達成できたことがうれしいです。いろんな逆境を乗り越えて、チーム全員で勝ち切れた天皇杯でした。誰かがエゴを出さず、みんなでやれることすべてをコートに置いていった結果、優勝できたと思います」
#3 テ-ブス 海選手
「クォーターファイナルから試合を通して何回も相手に流れを渡してしまう場面もありつつ、一度もみんなが下を向かず、特に苦しい時間帯はコートに出てる5人がしっかりハドルを組んで、やらないといけないことを明確に話して戦い続けたからこそ、ファイナルまで来られたと思います。今日は特に序盤の方で三河に流れを渡してしまってから、一人ひとりがチームのためにプレーして、最終的に優勝という形で終われたこと本当に素晴らしいと思います。次につなげていきたいです」
#11 セバスチャン・サイズ選手
「今は素晴らしい気持ちでいます。シーズンを通して最初から問題を多く抱え、うまくいかない状況にありました。その中でも選手一人ひとりが、ケガ人がいてもステップアップして穴埋めし、チーム一丸となって戦うことができました。それが今日のようなビッグゲームで勝利でき、本当に心からうれしいです」
#22 ライアン・ロシター選手
「MVPを受賞できたことは光栄であり、うれしいです。天皇杯では9名しかいない中で戦ったので、チーム全員がMVPです。もし、(テーブス)海選手が群馬(クレインサンダーズ)戦で決めてくれなければ、今日のステージに立つことができませんでした。ザック(バランスキー)選手もプレーイングタイムが増え、その中での得点源でもかなり負担がかかったと思いますが、しっかりスコアしてくれました。小酒部(泰暉)選手やセバスチャン(サイズ)選手、そしてマーカス・フォスター選手はいつも通りの仕事をこなしましたけど、それ以上のステップアップするという気持ちがこの結果を成し遂げたと思っています。ベテランの(菊地)祥平選手が群馬戦でディフェンスのビックプレーがなければ、このような舞台には立てなかったと思います。今日、福澤(晃平)選手は3本のスリーポイントを決めてくれました。チーム全員がいない選手ではなく、いる選手でしっかり勝利を勝ち獲り、チームが一つになって連携してチャンピオンになれたことが本当にうれしく思っています。今、ザックに言われましたが、チームとして7つのターンオーバーのうち、4つが自分だったがMVPで良いのかな、とも思っています」
#75 小酒部 泰暉選手
「自分自身にとって大きい舞台で優勝するのが初めてなので、うれしい気持ちはありますがまだ実感がわかず、不思議な感じがします。優勝した時も何をして良いか分からないような感じでした。試合はタフでしたが、ライアンのリバウンドやセバ(スチャン・サイズ)が身体を張ったプレーで、その気持ちやフィジカル面に助けられました。自分自身は足を痙ってしまいましたが、コートに出ている5人が一致団結して戦っていたので、そこが勝利につながったと思います」

