【Bリーグ/Wリーグへ挑むチャレンジャー】アメリカを破った世界No.1プレーヤー擁するミツウロコ vs アップセットで勝ち上がった江戸川大学
2025年12月24日
今年11月、はじめて日本で開催された東京2025デフリンピックで史上初の金メダルに輝いたデフバスケ女子日本代表。平均20.6点で得点王となった#23 小鷹実春選手(176cm/PF/白鷗大学出身)は、昨年度の「第7回全日本社会人バスケットボールプレミアムチャンピオンシップ」を制した社会人No.1として、「第92回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド」に出場するミツウロコでも活躍しています。
アメリカを破ったデフリンピック決勝では、1本目から3ポイントシュートを沈め24得点と活躍。準決勝では1本に終わったものの、「決勝前のアップの段階でシュートタッチは良いと感じていました。1本目が入ったことで勢いに乗れました」と世界一に貢献。満員の会場のスタンドにはミツウロコの選手たちの姿もあり、#11 田中万衣羽選手(160cm/PG/筑波大学出身)は「普段は同じチームでプレーしている仲間が世界一を勝ち獲ったことは本当に誇らしいです」と刺激を受けました。
かけがえのない成功体験だけではなく、デフスポーツの認知が広がったことも小鷹選手は喜びます。最大の武器は3ポイントシュートで、ディフェンスが詰めてくればドライブで切り崩すスコアラー。「コートに立ったら積極的に得点を狙いながら、まずはチームの勝利を最優先に役割に徹底したいです」と、白鷗大学時代の2019年以来となる皇后杯に挑みます。

一方、1回戦で対戦する関東大学女子2部リーグの江戸川大学は、皇后杯セカンドラウンド(関東ブロック)準決勝で関東1部の拓殖大学を82-78で破るアップセットを演じました。同じく2部の共栄大学が筑波大学を下したことで、2部同士によるファイナルラウンド進出決定戦が実現。87-73で勝利した江戸川大学が大舞台への切符をつかみました。江戸川大学 #0 新垣 星選手(4年/168cm/PF/精華女子高等学校出身)は、「1部のチームはプレッシャーや声出しなど、個々のレベルが本当に高いです。その中で“グッディー”を生かし、スカウティングの成果もあり、自分たちのバスケを貫いて粘り勝つことができました」と振り返ります。

“グッディー”こと#23 オズルンバ・グッドネス・アヨミデ選手(3年/195cm/C/一関学院高等学校出身)はリーグ戦で平均33.6点、インカレでも35.5点を誇る江戸川大学の大黒柱。インカレではベスト16の目標を達成し、大学チャンピオンとなった東京医療保健大学との一戦を通じて、「まだ足りない部分が明確になりました。もう一段階上へ行くために、全員でレベルアップしたいです」とオズルンバ選手は前へ進みます。新垣選手も「強度の高い身体の当たりでシュートを決め切れなかった感覚を覚えている間に練習して、決め切る力を磨きたいです」と多くのことを吸収し、チーム一丸となって皇后杯へ向かいます。

この試合の勝者は、Wリーグ・日立ハイテク クーガーズへの挑戦権を獲得します。林 未紗選手や森岡奈菜未選手、粟谷真帆選手は筑波大学出身であり、ミツウロコの田中選手にとっては「柏倉(秀徳)ヘッドコーチは1年生のときに指導していただき、それ以外にも思い出深い選手がいっぱいいるので楽しみです。格上の強いチームに対してどこまで戦えるかを試したいです」と恩師や仲間とコート上での再会を目指します。ミツウロコの特徴は「選手14人、誰が出ても遜色なく高いパフォーマンスを発揮できるのがチームの強みです。40分間を通して誰が出てもシュート力だったり、ディフェンス力が落ちないのが魅力なので、そこに注目していただきたいです」と田中選手は紹介します。皇后杯へ向け、「絶対に勝ちたいという気持ちで全員で挑んでいきます」と社会人チャンピオンとしてプライドを力強く語りました。
江戸川大学の新垣選手にとってもミツウロコの#25 木村瑞希選手(175cm/PF/日本体育大学出身)、日立ハイテク クーガーズの樋口鈴乃選手は精華女子高校出身の先輩たち。「ディフェンスひとつ止めることなどどれぐらい通用するのか、本当に楽しみです」と4年間でどこまで成長できたかを知ることができる対戦となります。

